だからあなたは肩がこる(①)肩がこる3つの理由

寒いと体の痛みや不快症状
この記事は約7分で読めます。

(このブログは①・②に分けてあり、その①です)

 

肩こり、首こり、背中のこりはなぜ起きるのか?

こりという筋肉が張ってかたくなる理由に興味がある方は是非読んでみてください。

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寒くても、熱くても反射的に動く肩

寒いと

 

吐く息が白く見えるほど外気温が低くいと

 

「 寒〜っ 」と言いながら、肩が(つり)上がる人はいますが、

 

「 寒〜っ 」と言いながら、肩が下がる人はいません。

 

肩が(うな垂れるように)下がるのは、むしろ外気温が高い暑い時です。

 

 

逆に沸騰した鍋を素手で触って、

 

「 熱っ 」と手を引っ込めながら肩が上がる人はいますが、

 

「 熱っ」と感じて、そのままにしておくと手をヤケドします。

 

寒くても熱くても、反射的に肩の筋肉は縮みます。

 

 

寒いと肩こりがなぜ増えるのか?

 

寒いと感じた瞬間、肩周りの筋肉は反射的に縮むことで

 

寒さから体温を守ろうとするからです。

 

同様に、熱いという外的なストレスで緊張しても肩の筋肉は反射的に縮みます。

 

ちなみに、鳥肌が立つのは寒い時だけとは限りませんが、

 

立毛筋という筋肉の収縮によってゾゾッとすることで毛穴が閉じて鳥肌が立つそうです。

 

寒さや熱さを感じて無意識に動いている筋肉の収縮は、

 

頭で考えて動いているのではなく、感じた時には既に動いている

 

体が体温を守ろうとしたり、身を守ろうとしている反応のひとつです。

 

考えてから動いているのでなく、反射的にそうしている。

 

考えていないので脳からの指令ではありません。

 

 

肩がつり上がるメカニズム

 

肩が縮こまってつり上がるのと寒いと感じるのが同時に起こることで

 

寒いと感じたから肩がつり上がったと思うのは実は錯覚です。

 

 

反応自体は体の正常な反応なのですが、

 

問題なのは、守ろうとする反応がそのままの状態でずっと続くことで、

 

無意識のうちに肩の力が抜けなくなってロック状態になっていき、

 

筋肉が固まって循環不良を起こして体温を下げる結果になっていることです。

 

肩がこる3つの理由

 

運動不足

 

(左右の視力差や噛み合わせの悪さ、内臓の不調や隠れた病気のサインなどは省いてます。)

 

1. 運動不足と水分不足

 

寒いとそれだけで動きたくなくなりますが、運動量が不足すると筋肉の収縮が少なくなり、

 

発熱量も(筋肉が働くことでおきる)筋ポンプ機能も低下して、血液もリンパの流れも

 

循環低下して肩こりの原因になります。

 

空気が冷たくて乾燥する冬は、汗をあまりかきませんが、汗をかなくても体から水分が

 

蒸発しやすく湿度の高い時期よりも水分を奪われやすくなります。

 

人の体は、子供で約70%大人だと約60%が水分でできていますが、

 

体重の約2%の水分が不足するとのどの渇きを感じるそうです。

 

1日に体から排出される水分量は、

 

皮膚から約600ml、呼吸で約400mlといわれているので、

 

皮膚や粘膜からしぜんに蒸発して排出され、体内の水分量が不足すれば

 

血液循環が悪くなる原因になります。

 

 

姿勢

 

2. 悪い姿勢と、ずっと同じ姿勢(特に長時間座った状態で)

 

寒いと無意識に体を縮めて体温を保とうとします。

 

冷たくて乾燥した空気をたくさん吸うと、喉の毛細血管が収縮して喉から胸部の筋肉が

 

緊張しやすくなります。

 

喉から胸部が縮むと頭がの位置が前方へズレやすくなり、寒さを感じた肩がつり上がる

 

ことで姿勢全体(特に頭や腕を支える筋肉のバランスが)崩れます。

 

 

体のパーツの重さ

 

通常でも頭の重さは約4〜6キロ、腕の重さは両腕で約8〜10キロあるので、

 

頭や腕のポジショニングが悪くなることで構造体で支えることができなくなると

 

首や肩やまわりの筋肉にかかる負担はいっきに大きくなります。

 

 

それに加えて仕事中の姿勢が、一日中ほぼ同じ場合も肩がこりやすくなります。

 

イスに座ってパソコンの画面を見ながらタイピングしたり

 

片手でマウスを細かく動かしていると、特定の筋肉しか動かさなくなるので

 

血行が悪くなり下半身が冷えやすく目の疲れもプラスされて、

 

肩や首背中がこりやすくなります。

 

スマホやパソコンの画面を凝視したり、スマホを握ってタップやスワイプといった

 

動作を長時間するの手の一部の筋肉だけを使う原因になるので最近の肩こりはむしろ

 

コチラが主なのかもしれません。

 

 

サポート

 

3. 厚着やサポート力の強すぎるアンダーウェア

 

外気温が低いと体は冷えやすく、温まりにくくなるので厚着になりがちです。

 

この傾向は圧倒的に男性よりも女性に多く、その理由は女性は男性に比べて

 

筋肉量が少ないからで、冷えやすくて一度冷えると回復しにくいからです。

 

薄くて温かいインナーもありますが、薄着の時期と比べると服の重さや

 

動きにくさが肩や首の負担になります。

 

サポート力が強すぎるアンダーウェアは楽に感じる反面、筋肉量が少ない人ほど

 

生地の締めつけによって血行が悪くなります。

 

サポートされて楽に感じる分だけ筋力は低下しやすく悪循環に陥ります。

 

 

 

寒いとなぜ肩こりが増えるのか?

 

外気温が低くても、姿勢が悪くても、

 

同じ姿勢で長時間居ても、着るものの締めつけが強過ぎても、

 

ストレスや緊張などで結果的に血行が悪くなれば確実に肩がこりやすくなり、

 

その環境をそのままにしておくと慢性の肩こりになります。

 

 

地球温暖化で昔よりも寒くないといっても、やはり冬は寒いですし

 

仕事が忙しいと、いちいち姿勢なんか気にしてられないし

 

仕事量が多いと、だんだん疲れて姿勢がますます悪くなるし

 

スマホは便利でついつい見ちゃうし習慣的になかなか手放せないし

 

厚着すると温かいし、着るだけでサポートされると体は楽ですが

 

肩こりが慢性化すると、本当に辛いんですよね。

 


ということで①はここまでです。

 

是非後編も読んでみてください。

 

このブログがあなたの健康維持・獲得のキッカケやヒントになれば幸いです。

 

最後までまで読んでいただきありがとうございました。😊

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